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タイでは有名なピーのひとつで、頭に内臓をぶら下げて空中を浮遊する女性のピー。
太陽が出ている昼間は人間の姿をしているが、夜になると頭と内臓が胴体から離れ徘徊する。前世での妊娠中絶により女性にとりつくとされ、胎盤などを好んで食すという。また、鶏や生まれたばかりの赤ちゃんの腸も好物らしい。
弱点は太陽で、浮遊している時に太陽の光に当たると死んでしまう。高床式家屋での出産は、床下にクラスーの嫌う茨を敷くといいと言われているそうだ。姿はかなり違うが、このピーの男性版が(ピー・)クラハンだとのこと。
クラスーを扱った作品では、やはりユッタルート・シッパパーク監督の「ゴースト・オブ・バレンタイン(Ghost of Valentine)」<2006年>が傑出している。どうしても、どの作品も撮影技術の関係で、空中を浮遊するシーンの特撮が陳腐になる傾向がある。そして、内臓(心臓?)部分が、ピカピカと光る演出をする場合が多い。 |