【 監督と男優にインタビュー 】 |
インタビューさせていただいたのは、リー・チャタメーティクン(Lee Chatametikool/ลี ชาตะเมธีกุล)監督と弟役のプラウィット・ハンステーン(Prawit
Hansten/ประวิทย์ ฮันสเตน))さんです。
(インタビュアー: 原智子/アジア圏映画探求ライター、長島文雄/(有)アジアネットワーク 協力: 東京国際映画祭) |

リー・チャタメーティクン監督 |

プラウィット・ハンステーンさん |
◆ミュージック・ビデオ
--作品の時代背景である、当時のミュージック・ビデオを作中に使っていらっしゃいますが
[監督] 1997年アジア通貨危機当時の人々の心の葛藤を表現したくて使いました。
◆監督業
--監督は、本来編集をやられていて今回が初監督ということですが
[監督] 監督業には、以前から興味がありました。今回、たまたまその機会が巡って来たということです。
◆キャスティング
--インディーズ作品であるにもかかわらず、大物俳優が出演しています。アナンダー・エバリンハムさんとアピンヤー・サクンチャルーンスックさんの出演は、どなたが交渉されたのですか?
[監督] 二人に脚本を持って行き、キャラクター説明をしたら出演を承諾してくれました。とてもラッキーだったと思います。
◆プラウィット・ハンステーンさん
--弟役のプラウィット・ハンステーンさんの経歴を教えてください
[監督] 彼は、この作品がデビュー作です。もともと「ソムキアット」というバンドのドラマーなのです。
[プラウィット・ハンステーン] また、機会があったら映画には出たいです。
◆大俳優アナンダー・エバリンハム
--大俳優アナンダー・ニバリンハムさん、人気女優のアピンヤー・サクンチャルーンスックさんとの共演はどうでしたか?
[プラウィット・ハンステーン] とてもとても緊張しました。でも、やさしかったですよ。
◆弟とそのガール・フレンドとのベッド・シーン
--主人公の弟役であるプラウィット・ハンステーンさんとそのガール・フレンド役であるアピンヤー・サクンチャルーンスックさんが、ベッド・シーンを披露していますよね。そして、二人が次に会った時に・・・となりますが、あれはどういう心情だったのでしょうか?
[監督] 台本には、どのような心境なのかが書かれています。しかし、それを読んで俳優がどう心境を解釈しどのように表現するかは、各自に任せています。で、(プラウィット・ハンステーンさんに対し)君はどういう風に解釈して演技したの?
[プラウィット・ハンステーン] (無言で黙ってしまいました) |
[インタビュー後記]
実は、この作品は映画祭期間中にちょうどタイでも公開中で、しかも映画祭のプレス用上映よりも前にインタビューしなければなりませんでした。結果、作品を観ずにインタビューするというすごいことに。しかも、時間は15分のみ。一部、この作品を観た知人からの情報を基に質問させてもらいました。後に作品を観ましたが、質問したいことがたくさん…。 |