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タイ映画雑学百科
< リメイクとオリジナル、どっちがおもしろい? >


タイ映画界がリメイク、タイ映画をリメイク、はたまたタイ映画同士のリメイク作品を
オリジナル作品と比較、さあ、勝つのはどっち?


" タイの衝撃作をハリウッドがアイデアを借用しリメイク "
[ リメイク作品 ] 【13 シンズ】 <2013年/アメリカ>
[ オリジナル作品 ] 【レベル・サーティーン】 <2006年/タイ>
※オリジナルとリメイク、どっちがおもしろい? オリジナル
 オリジナル作品があまりにもショッキングな内容でったので、そこが気に入ってリメイクしたのであろう。しかし、リメイク作品には、どこか遠慮があり中途半端な内容なってしまった。オリジナルにはなかった新しいアイデアを入れた点は買うが、毒々しさがあまりなくなってしまっている。オリジナル作品は観終わった後気持ち悪くなった人もいると思うが、リメイクではそうはならないであろう。オリジナルの「ハエ」と「う○ち」のシーンとても印象的であったが、リメイクでは「ハエ」はあるが「う○ち」のシーンはない。さすがに、そこまでバカになれなかったのであろう。



" 日本映画をタイがリメイク "
[ リメイク作品 ] 【アウトレイジ】 <2011年/タイ>
[ オリジナル作品 ] 【羅生門】 <1950年/日本>
※オリジナルとリメイク、どっちがおもしろい? リメイク
 芥川龍之介の原作を日本の黒澤明が監督して映画化した「羅生門」を、タイがリメイクした。日本映画がタイでリメイクされるというのは、これが初めてのことではないだろうか?
 日本の作品はかなり哲学的だが、タイは芸術的+娯楽的な作品に仕上がっている。日本版の方は少々難解なところがあるので普通に楽しめるという点ではタイの方上だが、映像の迫力は日本の方が勝っている。両作とも味のある出演者が多いが、日本版の方が役者がそろっている気がする。この作品は、日タイ見比べてみるとより面白い。



" 監督自らがハリウッドでリメイク "
[ リメイク作品 ] 【バンコク・デンジャラス】 <2008年/アメリカ>
[ オリジナル作品 ] 【レイン】 <2000年/タイ>
※オリジナルとリメイク、どっちがおもしろい? オリジナル
 オキサイド&ダニー・パン兄弟が監督したタイ映画「レイン」(英題は「Bangkok Dangerous」)を、自らが同作をハリウッドでニコラス・ケイジを主演にリメイクした。両作ともストーリーはほぼ同じだが、作品のムードが全く違い異質の作品となっている。オリジナル作品は映像に力があり、影のある主人公の生き様が見事に描かれている。一方、リメイク作品の方は、ハリウッドらしい娯楽作品に仕上がっている。主人公の設定が逆転しているのもおもしろい。どちらがいいか甲乙付けがたいが、オリジナルの方はストーリーの詰めが甘いのが痛い。いずれにしても、どちらの作品も見ごたえがある。



" ハリウッドが、ほぼ忠実にリメイク "
[ リメイク作品 ] 【アイズ】 <2008年/アメリカ>
[ オリジナル作品 ] 【アイ】 <2001年/香港・タイ>
※オリジナルとリメイク、どっちがおもしろい? リメイク
 オリジナルは、香港出身のオキサイド&ダニー・パン兄弟が監督した「アイ(The Eye / 見鬼)」。角膜の移植施術で視力を回復した女性が、普通では見ることができないものが見えてしまうように…というホラー。ストーリーのアイデアがおもしろい。有名な作品でオリジナルを高く評価する人が多いが、イマイチ作りがB級である。しかし、ハリウッドのリメイク版は全体的に手堅くまとめ過ぎている感があり、毒々しい雰囲気はオリジナルの方が上だ。リメイク版は、ほぼ忠実にオリジナルのストーリーを踏襲している。ただ、どちらの作品もクライマックスの爆発シーンが物足りないのは残念。オリジナルの舞台が香港→タイであったのが、リメイクではアメリカ→メキシコになっている。



" タイ映画を、日本の監督を使ってハリウッドがリメイク "
[ リメイク作品 ] 【シャッター】 <2008年/アメリカ>
[ オリジナル作品 ] 【心霊写真】 <2004年/タイ>
※オリジナルとリメイク、どっちがおもしろい? オリジナル
 心霊写真をテーマにしたタイ産ホラーをハリウッドがリメイク。なんと日本人の監督、キャスト(主演は日本人ではない)を使ってのリメイクした。監督は落合正幸、霊役には奥菜恵があたっている。メイン舞台も日本だ。ストーリーは細かい部分は違うものの、コンセプトは両作とも同じ。さて、内容なのだが、どっちもどっちでイマイチ。リメイク版はストーリー展開が荒っぽいので、その場面場面の意味が分かりにくい。そのことがあるので、強いて言えばドングリの背比べだけどオリジナルの方がいいかな?



" 韓国のヒット作をタイ映画階がリメイク "
[ リメイク作品 ] 【レター 僕を忘れないで】 <2004年/タイ>
[ オリジナル作品 ] 【手紙 The Letter】 <1997年/韓国>
※オリジナルとリメイク、どっちがおもしろい? オリジナル
 韓国でヒットを飛ばしたラブ・ストーリーを、タイの映画界がリメイクした。タイにおけるオリジナル作品の評価は分からないが、リメイク作品の評価は高い。両作ともストーリーはほぼ同じで、舞台が韓国からタイのチェンマイの山奥に変わった。どちらもお国柄が出ているという点では甲乙つけがたいのだが、リメイク作品の方がストーリーの描き方が荒っぽく、オリジナル作品を見ていないと分かりずらい部分があるのが敗因。それと、その人の好みにもよるだろうが、オリジナルの方がフレッシュな感じがしていい。


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