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実際にあった殺人事件の映画化


「ブラック・コーフィン」 「ヌァンチャウィー 愛の炎」 「マカーブレ・ケース・オブ・プローム・ピ・ラーム」

【 事実を描いたタイ映画 】
 タイの映画の中には、実話を基にした作品といわれているものがたくさんある。それは殺人事件を扱ったものだけでなくホラーもそうなのだが、作品のどこが真実に基づいているのかわからない作品も多い。本コーナーで紹介しているのは、ほぼ事実を描いていると思われるものだ。



【鉄の箱殺人事件】
[事件の概要]
 1918年?に起こった猟奇殺人事件。殺人犯の男は7人の女性を殺し、死体を切り刻んで鉄製の箱へ入れた。そして、それを運河へ投げ捨てたというもの。彼は捕まり死刑となったが、公の場で断頭式の処刑が行われた最後の人物となった。この処刑が行われたのが、バンコクにある現在のワット・パーシーらしい。処刑されたのは、1919年2月19日(8月19日という説もある)。1967、1980、2014年と、三度も映画化されている。

[ タイトル ] [ 公開年 ]
◆ブラック・コーフィン
<The Black Coffin/บุญเพ็งหีบเหล็ก้>
2014年
※事件、三度目の映画化。1980年の時と同じ監督。
◆ブンペーン ヒープ・レック
<Bunpheng Hip Lek/บุญเพ็งหีบเหล็ก>
1980年
※事件、二度目の映画化。サスペンス・アクション・セクシー・ホラー・コメディー作品として仕上げてある。


【5人の幼児殺人事件】
[事件の概要]
 殺人鬼の遺体は、バンコクのトンブリー側にあるシリラート病院内の法医学博物館(Songkram Niyomsane Forenstic Medicine Museum)に「シウィー」として標本になり展示されている。

[ タイトル ] [ 公開年 ]
◆人喰殺人鬼 (ザ・マン・イーター) <The Man-Eater/ซีอุย> 2004年
※タイトルから想像すると安易なホラーものかと思いきや、さにあらず。なかなか奥の深い内容となっている。日本でDVDが発売。


【プロームピラーム郡殺人事件】
[事件の概要]
 原作は、1977年にピサヌローク県のプロームピラーム郡で起こった事件を扱ったナティ・シータンコンの小説「プロームピラーム」。女性の轢死体が発見され、列車事故としていったんは処理された。しかし、地方新聞の記者が不審に思いそれを記事にしたところ話題となり、警察が再捜査を始める。すると、彼女は地元の男たち20人以上にレイプされた挙句に殺され、それを隠匿するために死体をレールの上に置いたことが判明した。

[ タイトル ] [ 公開年 ]
◆マカーブレ・ケース・オブ・プローム・ピ・ラーム
<Macabre Case of Prom Pi Ram/คืนบาป พรหมพิราม>
2003年
※とても重厚な感じで描かれている。


【看護婦殺人事件】
[事件の概要]
 1959年に起きた、医者が妻である看護婦を殺した有名な殺人事件。

[ タイトル ] [ 公開年 ]
◆ヌァンチャウィー 愛の炎 (クライム・アンド・パッション/ヌアンチャウィー) < Crime and Passion(Nuanchawee)/นวลฉวี> 1984年
※シンチャイ・プレーンパーニット(シンチャイ・ホンタイ/ノック)主演。日本の映画祭で上映。


【女子大生殺人事件】
[事件の概要]
 1948年に起きた?バンコクのプンナウイテイーに住んでいた女子大生トゥアンチャイ(เตือนใจ พวงนาค)殺人事件。彼女は帰宅途中、ごろつきの一団にレイプされ殺されてしまった。

[ タイトル ] [ 公開年 ]
◆トゥアン・チャイ カディー・ティー・マイ・ミー・ワン・ルーム
<Tuan Chai Khadi Thi Mai Mi Wan Lum/เตือนใจ คดีที่ไม่มีวันลืม>
1979年
※スパンサー・ヌアンピロム主演。


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