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タイ映画におけるヌードとセクシー女優
(By F.N./2013年7月)

 みなさんは、タイの映画は裸に寛大だと思っていませんか?タイにはGo Go バーやマッサージ・パーラーなど、男性が女性と遊べる場所がたくさんありますからね。ですが、実際には、世界的にみても裸には厳しい国なのです。まあ、日本が世界的にみて緩過ぎるともいえなくはないのですが。なにせタイでは、普通の女の子がビーチでビキニになるようになったのはごく最近のことなのです。正確には、普通の女の子はまだビキニにはならないかな?なにせ、海へ入るときには、普通はTシャツなどを着たまま入りますからね。基本的に、イスラムではなく仏教国なのですが、女性が肌を露出するのはよくないという考え方があるのです。タイで売られている女性誌に、大勢のタイ人モデルがセミ・ヌードのような格好で出るようになったのもごく最近のことなのです。



ボンコット・コンマーライ
「エンジェルズ(ナーン・ファー)」
チューマン・ブンヤサック
「イターニティー」
チンタラー・スッカパット
「ブンチュー 10」

 さて、本題の映画の話ですが、タイの有名女優で、映画の中で胸を露わにしてヌードを披露したのはたったの三人しか知りません。まだ観ていませんが、2013年に公開された「チャンダラー ザ・ファイナル(チャンダラー パトチムボット/Jan Dara the Finale)」でラター・ポーガーム(ヤーヤー・イン)が脱いでいるそうなので、実質的には四人ということになります。この数字って、異常に少ないですよね。
 タイの女優でヌードといえば、一番初めに名前があがるのがボンコット・コンマーライ(タック)です。有名女優であるにもかかわらず、彼女ほど何回も脱いでいる人は他にはいません。日本でも彼女が出演している「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers)」<2006年>、「トム・ヤム・クン(The Protector)」<2005年>、「ラスト・ウォリアー(Kunpan: Legend of the War Lord)」<2002年>がDVD化されていますので、ご存知の方もいるでしょう。
 最初に脱いだのは、18歳(又は19歳)の時の映画初主演作「ジャッジメント(The Judgement)」<2004年>でした。遠くからの撮影が多かったせいもあり、観ただけでは果たして本人のヌードかどうかわからないとの疑問がわきますが、本人が脱いでいたそうです。
 次に彼女がヌードを見せてくれるのが、「ポップ・スター(Pop Star)」<2010年>でした。この作品はB級作品で主演でないにもかかわらず、見事なフル・ヌードを披露しています。次に彼女が脱いだのが、「チャンダラー・ザ・ビギニング(チャンダラー パトムボット/Jan Dara the Beginning)」<2012年>と「チャンダラー・ジ・アベンジャー(チャンダラー パトチムボット/Jandara the Avenger)」<2013年>です。迫力のあるスーパー・ボディーを披露していました。
 二人目は、チューマン・ブンヤサック(プローイ/ライラー・ブンヤサック)です。彼女の出演作の「609 (Buppha Ratree)」<2003年>、「地球で最後のふたり(Last Life in the Universe)」<2003年>が日本でDVD化され、「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門(アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>が映画祭で上映されています。彼女が脱いだのは「イターニティー(Eternity)」<2010年>でした。とても美しかったです。
 さて、三人目は、タイの国民的大女優チンタラー・スッカパットです。彼女の出演作「ムアンとリット(Muan and Rid)」<1994年>は劇場で、「サラシン橋心中(悲恋の橋/Bridge of Love)」<1987年>は映画祭で日本でも上映されたことがあります。また、タイ映画ではなくアメリカ映画ですが、「グッドモーニング, ベトナム(Good Morming, Vietnam)」<1987年>は日本で劇場公開されています。主演のベトナム人女性を演じていたのが彼女です。
 その彼女が、確認はとれていないのですが上記の「ムアンとリット」で脱いでいるのです。絡みのシーンではありませんが、バストが画面一杯の大写しになりそのままカメラが顔をとらえていますので、多分本人が脱いでいると思われます。これは、あまりにもすごいことです。なにせ、国民的人気女優ですから。他の先品で胸元を見せたりしていたのは知っているのですが、おそらく脱いでいるのはこの一本のみ。彼女が28歳の時の作品です。タイでは、彼女はセクシー女優というカテゴリーには入っていませんので、念のため。



パチャラパー・チャイチュア
「ファビュラス 30」
スパクソン・チャイモンコン
「手あつく、ハグして」
ラター・ポーガーム
「チャンダラー・ザ・ビギニング」

 タイに少し詳しい方は、雑誌グラビアなどでセクシーな姿を載せている有名なセクシー女優の名前が出てこないじゃないかと思っている人もいるでしょう。タイで「セクシー女優」と聞いて、一番に思い起こすのがパチャラパー・チャイチュア(アム)ですよね。とても美しい人で、タイでは絶大な人気があります。残念ながら、日本で紹介された彼女の出演作はありません。
 彼女は雑誌などでかなりセクシーな姿を見せることが多く、フル・ヌードも披露しています。ただし、フル・ヌードといっても胸を露わにしたことはありません。俗にいう、手ブラまでです。
 そして、次にかわいらしい童顔とそれとは不釣り合いのグラマラスなボディーを持つ、スパクソン・チャイモンコン(クラテー)です。この人のも上記のアムと同様で、グラビアでも手ブラまでです。映画の中ではセクシーな姿をたびたび見かけますが、ヌードといえるものは披露していません。彼女の出演作の中で、「マッハ!ニュー・ジェネレーション(Bangkok Knockout)」<2010年>、「ブレイブ・ファイターズ(Brave)」<2007年>、「マッハ! エンジェル MACH! ANGELS(Dangerous Flowers)」<2006年>、「アート・オブ・デビル(Art of the Devil)」<2004年>、「ラスト・ウォリアー(Kunpan: Legend of the War Lord)」<2002年>、「ZODA ゾーダ(The Trek)」<2002年>が日本でDVD化され、「手あつく、ハグして(Handle Me with Care)」<2008年>が映画祭で上映されています
 タイ映画史上で、セクシー女優として忘れてはいけない人がいます。それは、ナパックパパー・ナークプラシット (マミー)です。この人が出演した「メー・ビア(Meabia)」<2001年>という、若い女性と彼女を守るコブラ(蛇)を扱ったスリラー作品があります。実は、この作品が、後に続くタイ映画の流れを変えたといわれているのです。この作品に主演した(彼女の映画デビュー作だったのですが)マミーの肌の露出度の多い場面がとても多く、この作品が当たったために、その後のタイ映画の肌の露出度が飛躍的に増えたのだそうです。今観れば、それほど大した露出度ではないのですが、当時はセンセーショナルだったそうです。彼女は本当は脱いではいないのではないか(つまり代役を立てている)という噂もありましたが、のちのあるインタビューで、すべて自分が演じていると述べています。と言っても、背中は見せてくれているのですが胸は見せていません。
 その後の出演作でセクシーな姿を披露する場面もありますが、胸を露わにしたことはありません。日本では、フランス、ベルギー、ドイツ映画「ラルゴ ウィンチ 裏切りと陰謀(Largo Winch II)」<2011年>が劇場公開され、タイとイギリスの合作「バタフライ・マン(Butterfly Man)」<2002年>がDVD化されています。それらの作品の中で、少しだけセクシー・シーンがありました。
 最後に、もう一人だけ重要な人物を紹介しましょう。その人は、ペンパック・シリクン(ターイ)で御年52歳のベテランです。若いころから活躍し、現在でもセクシー女優兼モデルとして活躍しています。この人の出演作はとても多く、「愛なんていらない (イット・ゲッツ・ベター/It Gets Better)」<2012年>が日本の映画祭で上映されました。あと、日本で紹介された作品としては、アメリカ映画「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える (ハング・オーバー・パート2/The Hangover Part Ⅱ)」<2011年>が劇場公開されています。
 この人もグラビアで手ブラのヌードは披露していますが、胸は見せたことがないと思います。映画でも同様で、大胆な格好を見せてくれてはいますがそこまでです。ですが、彼女のすごいところは、普通の人がビキニなど着ない時代にビキニ姿でグラビアを飾り、しかもそのビキニがシースルー気味なのです。これはかなりすごいことで、若い頃は大分世間から非難を浴びたのではないでしょうか?あるインタビューで、ヌードについてこう述べていました。「人間は生まれてくるときは、誰しもがああいう姿なのだから・・・」。それなりの年になられた今も、とても魅力的な方です。



ナパックパパー・ナークプラシット
「メー・ビア」
ペンパック・シリクン
「シー」 < (C) SHE-MOVIE >

 ということで、「タイ映画におけるヌードとセクシー女優」について簡単に紹介させていただきました。残念ながら、タイの有名女優がヌードを披露している作品は、日本では一本もDVD化されていません。ご覧になりたい方は…。



「ポップ・スター」/ボンコット・コンマーライ Trailer

「イターニティー」/チューマン・ブンヤサック Trailer

「アンダマン・ガール」/スパクソン・チャイモンコン Trailer

「メー・ビア」/ナパックパパー・ナークプラシット Trailer


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