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アジアフォーカス 福岡国際映画祭 2016
< Focus on Asia-Fukuoka International Film Festival 2016 > |
[開催期間] |
2016年9月15日(木)~25日(日) |
[会場] |
キャナルシティ博多、他 |
[URL] |
http://www.focus-on-asia.com |
「現在注目を集めている優れたアジア映画を世界に紹介していく」「映画を通して、市民のアジアに対する理解を深める」「映画を通して、市民レベルでの文化交流、国際交流を推進していく」「映画界の新しい才能の発見と育成」を目的とした映画祭。 |
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「観覧車」 |
<上映されるタイ映画> |
[邦題] |
観覧車 |
[英題] |
Ferris Weel(Ching Chaa Sawan) |
[原題] |
ชิงช้าสวรรค์ |
[製作年] |
2015年 |
[監督] |
Phuttiphong Aroonpheng |
[出演者] |
Jarunun Phantachat、Knakron Sintubulkul、Kitinun Jaiyen |
ドラマ。上映時間25分のショート・フィルム。ミャンマー人(映画祭のHPでは「無国籍」となっているが)の小さな男の子を連れた母親が、働くためにタイへ不法入国してくる。作品の冒頭で男たちに「タイの国歌を歌え」と言われたのは、彼女がタイ人ではないことを確認するためだ。二人が訪れる市場はタイ領内だが、そこにいる人々の服装はミャンマー人のようだ(国境近くに住む相互の国の住民は、パスポート等がなくても越境可能な場合があるが)。 コンビニエンス・ストア内で男の子が行った行為が、何なのか分からない。そして、着ぐるみが、唐突に登場してくる。あそこに、遊園地があってもおかしくはない。タイには、移動遊園地というものがあるのだから。しかし、着ぐるみは母親から痛い目に遭わされたにもかかわらず、なぜ親切にしたのであろうか?そして、あの観覧車のラストが意味するものが分からない。作者は、いったい何を描きたかったのであろうか?
日本では、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016(Short Shorts Film Festival &
Asia)」で上映された。原題(泰題)の「チンチャーサワン」とは、「観覧車」の意。ちなみに、「チンチャー(ชิงช้า)」とは「ブランコ」、「サワン(สวรรค์)」とは「天国」の意。タイ語で「観覧車」とは、「天国のブランコ」という意味だ。 |
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