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タイ映画に関する書籍


残念ながらタイ映画について書かれた書籍はあまりありませんが、鑑賞するにあたって役立つものをご紹介します。

【 怪奇映画天国 アジア 】
[ 著者 ] 四方田 犬彦
[ 発行 ] ㈱白水社 / 2009年
 東京大学人文系大学院比較文学比較文化科で博士課程を修了した四方田犬彦氏によるアジアのホラー映画論。タイ、インドネシアの作品を中心に論じられている。何せ論文なので、楽しんで読むというようなわけにはいかない。作品のストーリー紹介にもかなりページ数が割かれているので、作品を見る前に読むとネタばれになり、見た後に読めばなるほどあの作品はこういうことだったのかと内容を再確認できる。個人的にはホラー映画は娯楽映画なのでここまで硬く論じる必要はないと思うが、いろいろと参考になります。とにかく、タイ映画に関してはこれほど多くの作品について紹介している本は、この本以外に知らない。

【 萌えるアジア No.7 このタイ映画がすごい ! 2009 】
[ 著者 ] 小泉 優、他
[ 発行 ] ※同人誌 / 2009年
 同人誌「萌えるアジア」のタイ映画版。ホラー映画を中心に、タイ映画とタイの映画事情を紹介している。42頁しかないので十分に語り尽くせてはいるとはいえないが、貴重なタイ映画の紹介資料だ。筆者によって、映画の好みの違いが出ていておもしろい。思ったよりオタクっぽくない内容だ。いや、あれほどマイナーなタイ映画に詳しいのだから、十分にオタクと言えるかもしれない。同人誌なので、当然、入手方法は限られている。また、いたしかたないことだが、定価が800円と決して安くはない。

【 パーフェクト・タイムービー・ガイド 】
[ 著者 ] ムビオ、木香 圭介、高杉 美和、地畑 寧子、野口 友莉
[ 発行 ] アジンコート出版 / 2003年
 HP「パーフェクトムービーガイド」管理人らによる、タイ映画作品の紹介本。発行が2003年なので当時の時点での紹介だが、日本にいてはなかなか情報が入ってこない数多くの作品が取り上げられている。残念なのはタイ映画界の状況の紹介があまりないのと、各作品の紹介が簡単に済まされていること。しかし、作品に関しては日本未公開のものも含め幅広く取り扱われている。スタッフ、キャストへのインタビューが載っているのも珍しい。タイ映画に興味があったら、この本を読んで気に入った作品のDVDを購入して鑑賞するというのもいいかもしれない。書籍コードがないので、通常、書店からの取り寄せは難しい。

【 映画で読むタイランド 】
[ 著者 ] 原川 順男
[ 発行 ] ※自費出版 / 2001年
 内容のほとんどはタイの映画についてではなく、タイを描いた映画に関したものになっている。取り上げられている作品数はそれほど多くないが、とても興味深い映画製作の舞台裏のエビーソードなどが紹介されていてとても楽しく読める。本の中では、「王様と私」「アンナと王様」「戦場にかける橋」「ザ・ビーチ」「007黄金銃を持つ男」「メナムの残照」などが取り上げられている。残念なのは自費出版らしく書籍コードがないので、手に入れるのは難しい(普通の書店では取り寄せができない)。


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【 タイ映画 & ミュージック DVD, CD販売サイト 】


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